これまでは、「1」「0」の電子工作でしたので、テスターのように連続の(アナログ)値を扱いましょう。
明るさや抵抗値に応じた電圧値(アナログ)を表示できる電子工作です。少し値段の高い部品を使いますので、お小遣いを貯めてチャレンジしましょう。
10bit 2ch ADコンバーター MCP3002-I/P
半固定ボリューム 3362P 2kΩ
Cdsセル GL5528
1/4W抵抗 10kΩ
Raspberry Pi キャラクタ液晶ディスプレイモジュールAE-AQM0802+PCA9515
バックライトは好みで選んでください
アナログジョイスティックDIP化キット AE-JY-DIP(KIT)
単芯電線 色は写真と同じもの ちょうどよい長さとしましょう
ブレッドボードジャンパーワイヤー・オスオス 長10本
ブレッドボードジャンパーワイヤー・オスオス 短3本
電解コンデンサー 10μF16V 白い帯の側がマイナスです
セラミックコンデンサー 0.1μF
ブレッドボードにそれぞれの部品を差し込みます。
前から見た写真です。↓
後ろから見た写真です。↓
上から見た写真です。↓
コンデンサーは、これらの回路の電気ノイズが、ラズパイへ影響しないように、必ずつけます。
ラズベリーパイ(ラズパイ)につなぐためのブレッドボードジャンパーワイヤー・オスオスを差し込みます。
この写真のラズパイとつなぐ端子番号は、赤が17、黒が25、青が24、緑が23、橙が21、黄が19です。
この写真のラズパイとつなぐ端子番号は、白が3、青が5です。(橙はボード上でつなぎます)
Cdsセルとボリュームのブレッドボードジャンパーワイヤー・オスオスを差し込みます。
Cdsセルの電圧とボリュームの電圧を液晶ディスプレイに表示するプログラムを入力します。
「anarogu.py」とします。
ADコンバーターと液晶ディスプレイを動作させるプログラムです。
計算もあって、少し難しい内容なので、ここではこの通り入力します。
ボリュームを回すとCH1の電圧値が変わり、Cdsセルにライトを当てたり何かで暗くするとCH0の電圧値が変わります。
Cdsセルは、明るさに応じて抵抗値が変わるセンサーです。(明るいと高い電圧、暗いと低い電圧がでます)
こんな少しの部品で、明るさや抵抗値に応じた電圧値(アナログ)を表示できる、電子工作が出来ました。
次は、ジョイスティックを使った面白いプログラムを入力します。
「ugokuen.py」とします。
ボリュームとCdsセルからICへのブレッドボードジャンパーワイヤーを外して、ジョイスティックからの線をICの同じ色のところに差し込みます。
プログラムを動かしてみましょう。
これまでは、ブレッドボード上での動作でしたが、ラズパイの表示画面に、このような画像が出てきました。
さて、ジョイスティックを上下左右に動かしてみましょう。
まるでテレビゲームのように、赤い丸が、その方向に動きましたね。 プログラムは、難しくて中身が分からないと思いますが、とても面白い電子工作ができました。
全部で10種類のラズパイを用いた電子工作は、面白かったですか。
次は、あなたが考えたものを、積極的にチャレンジしましょう。
(難しいプログラムは、大人の人に教えてもらいましょう。) コツコツ努力すれば、きっとうまく行きますよ。